お墓の疑問シリーズ⑦ 石の種類はどうやって選べばいいの?

お墓の疑問シリーズ⑥ お墓の値段の違いって?(過去記事はコチラから)で書きました、お墓の値段を左右する石の種類。

この石の種類はどうやって選べばいいのでしょうか?

 

お墓は基本的には屋外に建っています。

そして何十年にもわたり常に雨風や太陽に晒されます。

そのためなるべく経年劣化に強い石を選ぶのが良いです。

では、経年劣化に強い石とはどんな石なのでしょうか。

それは吸水率の低い、密度の高い硬い石です。

石の表面にもお肌と同じようにたくさんの細かい穴があります。

雨が降るとこの穴から水を吸収し吐き出します。

水を吸っても乾けばまた元の石の色に戻りるのでさほど問題ではありません。

しかしながらお墓は何十年もずっと屋外に建っています。

吸水率の高い石ですと、雨が降るたびに水を吸ってしまい、

吐き出しても追いつかず水が穴に溜まっていき石の変色の原因となります。

築20年のお墓の一部を写真に撮りました↓

上の写真の上半分は石が水を吸って変色している状態が出ています。 元来は下半分の白目の石ですが、黒ずんでしまっています。

 

吸水率の低い石の中で定評があるのは、インド石です。

インド石は吸水率が低く、高密度で磨いた面の艶がきれいで、艶持ちもよく経年劣化に強い石が多いのが特徴です。

もちろん中国の石でも吸水率の低い石はあります。

インド石は値段が高くなる傾向にあるので、中国石と比べられても良いと思います。

お墓の展示場でも霊園でもお墓を見に行かれる時は、ぜひ雨が降った翌日(できるだけ晴れている方が良いでです)に行かれて下さい。

雨で水を吸った状態と、水を吸って吐き出した後の乾いた状態が見られます。

また黒目の石は雨が降った後に水を吸っていてもあまり目立ちません。

白目の石やピンクっぽい石ですと、多少黒ずんで見えますが、乾いてしまえばあまり目立たなくなります。

以上を念頭にご予算とお好みで石を選べれて下さい。

当霊園にはたくさんのお墓があり、築年数も様々、石の種類も様々ございますので見比べることができます。

百聞は一見に如かずです。

ぜひご来園されてお墓をみていただきご自分のお墓のご参考にされてください。

 

熊本の永代供養墓「長寿供養墓」 財団法人徳寿会

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